日常生活のお付き合いの中でどうしたらいいの?という局面ありますよね。
慶事と弔辞どちらが優先されるのか?
喪中に中元・歳暮は贈って良いものか?
今回は、そんな疑問についてお話しします。
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慶事と弔辞どちらが優先?
「人間一寸先は闇」ということばがあります。
人の一生、明日のことなどだれにもわからない、ということです。
事実、何年も待ちに待った男子が出生
大喜びというとき、それこそ突然に、交通事故で父親が死亡ということも起こり得るのです。
初めての男子出生、さぞ喜んでいるだろう、お祝いをしなければと考えていた矢先の訃報です。
こんなとき、どうしたらよいのでしょうか?
お祝いごとと、弔事が重なったとき
どうするのがよいか、まず、とるものもとりあえず、お悔やみにかけつけます。
お祝いは、あとでゆっくりすればすむことだからです。
慶事と弔事が重なったときは、弔事が優先するというのが原則です。
同じ日にお祝いと仏事が重なったというときには、葬儀に参列し、お祝いは遠慮するというのがよいのです。
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ただ、最近は
いよいよ挙式というころに肉親が死亡したという場合
不幸は伏せたままにして、挙式するというケースが少なくありません。
挙式となれば、それまでの準備が大変であるうえ、それはそれ、これはこれといった合理的な考えが徹底したためでもあるでしょう。
喪中に中元、歳暮は送って良いか?
親子とか兄弟など、身内に不幸が出た場合
その年の12月早々に、年賀欠礼のあいさつ状を出すというのが習慣です。
次の年の正月、年始のときは喪に服すというわけです。
年賀状を出す側も心得ていて、年賀欠礼のあいさつ状が届く、あるいは喪中であることを知っていれば、その人あてには年賀状は出さないようにしています。
ところで
先方が喪中であることがわかっている場合
どうしたものかと悩みたくなるのが、お歳暮をどうするかという点でしょう。
お歳暮と年賀というのは、季節的に連繋しており、そのもの自体も連帯しているように受け取られるためです。
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しかし、お歳暮というのは
日ごろ世話になっていることへの感謝の気持ちを品物にかえ、あるいは無沙汰のお詫びを品物に託して贈るものです。
いわゆる、お祝いの贈答ではないのです。
相手が喪中であっても
お歳暮、お中元は贈ってよいものなのです。
ただし、紅白の水引きをかけたりハデな包装をするのは避ける配慮が必要です。
この場合
品物自体も家族の好むものとするとともに
「お淋しくはございましょうが、お元気に新年を迎えられますように・・・」
といった、はげましのあいさつを添えるようにしたいものです。
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