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エーゲ海に火山が形成したカルデラ地形で本島を含めた5つの島々(サントリーニ諸島)の総称を「サントリーニ島」といいます。
サントリーニ島は日本のCMでも使われている有名な観光地です。
「サントリーニ島」の魅力!エーゲ海に浮かぶ太陽のリゾートについてお話しします。
「サントリーニ島」の島々
大勢の観光客を引き連れたガイドが
噴火口の前で立ち止まり
地熱を測ってみせる。
温度は99℃。
噴煙こそ出していないが
火口の縁からは蒸気が噴出し
かすかに硫黄の香りが漂いまるで生きているかのように感じる。
正確にいえば
ここは三日月形の「サントリーニ島」
が抱える内海の中心に浮かぶ「ネア・カメニ島」である。
もともと「サントリーニ島」は
円形の火山島だったが
紀元前17世紀ごろの度重なる大噴火で中央部が陥没し、そこに海水が流入。
そして周辺部が残り今の形になったと言われている。
「ネア・カメニ島」は
その後の火山活動で溶岩が噴出して形成された島で、「サントリーニ島」から観光船で20分程度である。
火山散策と
地熱で海水が沸いた
「ホット・スプリングス」を巡るツアーが人気となっている。
海上から見上げる
「サントリーニ島」は壮観である。
高さ約200~300mの断崖絶壁が
立塞ぐように広がっており
何重もの地層がいくつも重なり
噴火を繰り返した大量の噴出物が
蓄積されていったことを物語っている。
頂の急斜面には
小さな白い家がびっしりと連なる。
大小2500もの島が浮かぶといわれているエーゲ海だが、ほかにはない特異な景観が広がっている。
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島の特徴と風景
島の人口は
約1万4000人で
中心となる街は
西海岸のほぼ真ん中に位置する「フィラ」で北と南の端まで車で30分もあれば辿り着く小さな島である。
街のシンボルのギリシャ正教の
大聖堂の前に立つと断崖絶壁に
囲まれた海とその中央に
「ネア・カメニ島」、右手に「ティラシア島」が見え、巨大なカルデラが海に呑み込まれたことが容易に想像できる光景だ。
街歩きは
大聖堂から北へ
断崖沿いに歩くのが楽しい。
にぎやかなのは石畳の
「イパパンティス通り」で
込み入った路地にも土産物屋や宝飾店、ブティック、カフエなどが軒を連ねる。
大型クルーズ船が
ひとたび寄港すれば
断崖下の港からケーブルカー
あるいはロバの背中に揺られた観光客が一気に押し寄せてごった返す。
もっとも
人が多いのは4~10月ごろまでで、
冬はほとんどの店がクローズし、冬眠状態になるという。
クリーム色や淡いピンクも見かけるが、ほとんどの家は石灰で白く塗られている。
塀からのぞくブーゲンビ町の赤が映え
窓枠やドア、教会のドーム屋根の多くは青だ。
石灰の白は、風土に根ざしたものだといえる。
容赦ない太陽の日差しを跳ね返し、抗菌作用もある。
フィラの幹線道路にはユーカリの木が植えられているが、根本から2mほどは石灰が塗られている。
これは害虫を防ぐためだという。
白い家々と街、そして青い海。
「サントリーニ島」の風景をひと言でいえばそうなる。
「イア」で行われるショー
夕方、この島最大のショーが
北端の街「イア」で幕を開ける。
入場料は無料で客席は見晴らしの良い城塞後や路上である。
演目は「エーゲ海に沈む太陽」。
この自然のショーがあるために
「サントリーニ島」には多くの観光客が集まる理由の一つだ思っている。
日没2時間前になると
島中から観光客が集まり
席取りが始まる。
6月上旬の19時半を過ぎると
太陽は水平線近くに傾き
白い風車や夕日待ちの人々の顔を赤く染め始める。
城塞の突端は広場となっていて
肩を寄せ合うカップルやグラスを傾けるグループ、ギターを弾く若者であふれる。
主には欧米系が多いが
アジア系やアフリカ系もいる。
さまざまな国や人種の人々が、同じ場所で夕日待ちをしている光景はどこか感動的だ。
おわりに
太陽は柿色に照り
薄雲の空に幾筋もの光を放射して
時間が経つにつれて刻々と色を変えていく。
「サントリーニ島」には
島独特のスローな時の流れがある。
その時の流れの中に身を置きあらゆる景色を楽しむのがここの魅力かと思う。
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